シンガポール・チャンギ空港で空港泊(制限エリア外)!

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 チャンギ国際空港は「世界一の空港」とも言われるような空港です。実際、空港泊のための設備はとても充実しています。しかし、制限エリア外はあまり充実していませんでした。今回は、実際にチャンギ空港の制限エリア外で2泊した私が、おすすめスポットや、安いシャワー施設や荷物の預け方などを紹介します。チャンギ空港で空港泊したいけど、どこで寝るべきか分からない、宿泊費を安く済ませたい、という方はぜひ参考にしてみてください。

はじめに

そもそもチャンギ空港に泊まって寝られるのか?

「そもそもチャンギ空港に泊まることはできるのか?」という問いへの答えはYesです。チャンギ空港はアジア有数のハブ空港で、トランジット(乗り継ぎ)での利用者が多くいます。深夜の便でチャンギ空港につき、次の日の早朝便で目的地へ出発ということもしばしば。筆者も深夜便でついた時には多くの方が空港泊をしていました。

なぜ空港泊をするのか?

空港泊をする理由はさまざまです。

・深夜到着・早朝出発:滞在時間が短いため、ホテルに泊まるのはコスパが悪いです。

・宿泊費の節約:シンガポール空港周辺のホテルは比較的高いです。シンガポール中心部の方まで行けば安いホテルも存在しますが、電車で40分以上かかります。

私は、0時前に到着する深夜便で、次の日の深夜便で友人が遅れて到着する予定だったので空港で一夜を過ごし、そのまま友人ともう一泊した後に出発しました。

チャンギ空港の概要

チャンギ空港は、ターミナル1〜4まである巨大な空港です。施設のマップは公式サイトまたは、アプリが便利です。iPhoneの方はこちらから、Androidの方はこちらからダウンロードしておくことをおすすめします。

空港の制限エリア内と制限エリア外とは?

そもそも国際空港というのは制限エリア内と制限エリア外に分かれています。

簡単に言うと、制限エリア内とは「保安検査、税関通過後の飛行機に乗る人だけが入れる場所」、制限エリア外とは「誰でも入れる公共の場所」です。

トランジット(乗り継ぎ)の方は、制限エリア内で空港泊ができます。しかし、それ以外の方は基本的には制限エリア外での空港泊になると思います。

制限エリア内にはベンチも多くあり、仮眠用のベンチまであります。しかし、一歩制限エリア外に出ると仮眠用のベンチは一つも見つかりませんでした。

公式マップでは、少し縮小したときに「Public」と表示されるのが「制限エリア外」で、「Transit」と表示されるのが「制限エリア内」です。

ターミナル間の移動はスカイトレインで!

ターミナル間の移動で便利なのが、スカイトレイン(Skytrain)という電車です。ターミナル1,2,3の間を無料で行き来できます。ターミナル4は、少し離れているので、ターミナル2とターミナル4の間で無料シャトルバスがあります。

スカイトレインは、制限エリア内、制限エリア外、どちらでも利用でき、あるターミナルの制限エリア内から出発すると、他のターミナルの制限エリア内に到着します。制限エリア外も同様です。

4分間隔で午前5時から深夜2時まで運行していて、約5分でターミナル間を移動します。

実際の空港泊レポート

おすすめ場所

制限エリア外で、暗くて、静かで、平らな場所を探し回りましたがかなり少なかったです。ベンチはあっても、仕切りがあるものが多く横になって寝れそうなものは見つかりませんでした。その中で、2つの場所を見つけたので紹介します!

おすすめ1:ターミナル1の到着ロビーを出てすぐの庭(Arrival Garden)

1つ目のおすすめは、ターミナル1の制限エリアから出てすぐの到着ロビーにある庭のようなエリアです。

床が板張りで、一部人口芝になっていてます。人口芝のエリアは靴を脱いで上がっている人もいて4人ぐらいが寝れるかなぐらいの狭いエリアです。

板張りの部分に直接寝ている人もいました笑。夜は暗く、比較的静かで、十分寝れると思います。

私が到着したときにはすでに先客がいて他の場所を探しました。

アクセス

ターミナル1に到着した場合は、手荷物受取所から制限エリア外に出たところに到着ロビー(があります。そこから見渡すと、木や草が生えている一角が見えると思います。そこです。

ターミナル2や3から向かう場合、スカイトレインという無料でターミナル間を移動できる電車で、ターミナル1に向かいましょう。スカイトレインは2階に到着するので、まず1階に降ります。降りると、到着ロビーなので、そこから見渡すと、木や草が生えている一角が見えると思います。そこです。

こちらの公式マップで「Arrival Garden」と検索すると出てきます。

おすすめ2:JEWELの中庭(Jewel Rain Vortex)

2つ目のおすすめは、ターミナル直結の商業施設であるJEWELの1階中心部の中庭です。私は、ここに2泊しました。チャンギ国際空港の建物の中にある大きな滝をみたことがある人も多いと思いますが、そこです。チャンギ空港のシンボル的なエリアです。

夜は、かなり暗く、神秘的な雰囲気です。この滝を囲むように階段状にベンチがあります。ベンチは、コンクリートか石でできていて、固く冷たいので、私はマットを敷いて寝ました。また、小さな音でbgmが流れていて少しうるさかったので耳栓もしました。他に寝ている人も多かったですが、寝れるスペースはかなりあるので埋まることはなかなかないと思います。ライトに照らされていない暗い場所から埋まっていっていました。より良い場所で寝たい方は早めに行くことをおすすめします。滝は、夜になると基本止まるので音は心配ないです。しかし、2泊目のときに、深夜の時間に滝のライトアップショーのリハーサル?が始まり、bgmが大音量で流れ、滝の音もうるさく、なかなか眠れませんでした。運が悪いとそういうこともあります。

一見良さそうですが、この場所には決定的な弱点があります。それは、寝て起きると数匹のカタツムリとナメクジに囲まれます笑。しかも、日本にはいないような巨大なものです。おそらく人間への害はないので気にならなければ大丈夫です。虫が苦手な方は、「ターミナル1の到着ロビーを出てすぐの庭」をおすすめします。

アクセス

まずはJEWELを目指しましょう。JEWELはターミナル1からのアクセスが便利です。ターミナル2、3からも渡り廊下があり、歩いていけますが、まあまあの距離(徒歩5〜10分程)があります。スカイトレインという無料でターミナル間を移動できる電車があるのでそれを使って、ターミナル1経由で行くのがおすすめです。

ターミナル1からJEWELは目と鼻の先です。JEWELに入ったら、建物の中心部(Jewel Rain Vortex)を目指して歩けばすぐに見つかります。

こちらの公式マップで「Jewel Rain Vortex」と検索すると出てきます。

大きな荷物を預けるなら

空港泊では、荷物を自分の近くに置いておくのもいいですが治安が心配という方は、スーツケースなどの大きな荷物は預けてしまうのがおすすめです。

コインロッカーはないですが、荷物預かりサービスがたくさんあります。こちらの公式マップで、「Baggage Storage」と検索すると場所が出ます。

制限エリア内(Transit)のBaggage Storage は税関を通過してしまうと利用できないので注意が必要です。

私が実際に使ったのは、JEWEL1階にあるBaggage Storageです。24時間営業で、24時間毎の値段(記事執筆時点)は以下です。

・小物:6シンガポールドル(約700円) /24時間

・小型荷物(10kg未満):11シンガポールドル(約1300円) /24時間

・大型/特殊荷物(10kg以上):16シンガポールドル(約1800円) /24時間

・特大荷物:19シンガポールドル(約2200円) /24時間

私は、自転車(大型荷物)とバック一つ(小型荷物)を丸一日、預けました。

安くシャワーを浴びるなら

一夜を過ごすなら、シャワーを浴びてさっぱりしたいところですが、制限エリア外に無料シャワーはありません。

一番便利なのは、Jewelの1階にある「Changi Lounge」というラウンジです。3時間シャワー付きで約3000円かかります。せっかく空港泊をして宿泊費が浮いたのに3000円も払いたくないですよね。

そこで、おすすめなのが「Hub & Spoke」という施設。ターミナル2から徒歩5〜10分ぐらいのところにある独立した施設です。カフェ利用や、サイクリング、ジムでの筋トレができるような施設ですがそこにシャワーがあります。

午前7時から午後10時まで開いていて、5シンガポールドル(約500円)で入れます。

入ると、ロッカー、洗面台、ドライヤーがある更衣室があり、その奥に、シャワーが10個ほどあります。かなりきれいで気持ちよく使えました。シャンプー類はありましたが、タオルは有料です。

公式アプリ「Changi App」で事前にオンラインで買うとQRコードが表示されそれを無人のゲートにかざすと、入場できます。隣のカフェのレジでお金を払いQRコードが書かれた紙をもらうことでも利用できます。

私は、アプリで購入して行きましたが、なぜかQRコードが無効でカフェに尋ねたところ新しいQRコードをもらえ利用できました。カフェで買ったほうが確実かもしれません。

アクセス

まず、スカイトレインなどを利用して、ターミナル2に向かいましょう。

ターミナル2の1階に行き、ターミナル1とは逆方向にひたすら歩きましょう。

すると駐車場に向かうための出口があるのでそこから外に出ます。

そこからは、標識があるのでHub & Spoke に向かってひたすら駐車場の横を赤い床に沿ってひたすら歩くとたどり着きます。

ターミナル1からスカイトレインを使って向かうと30分ほどかかってしまうかもしれません。

まとめ

チャンギ空港の制限エリア外(Public)での空港泊は制限エリア内に比べてあまり環境が良くないですが、おすすめの場所は、「Arrival garden」、虫が大丈夫な方は「Changi Rain Vortex」です。ぜひ、空港泊してみてください!

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